原田病は、網膜の後ろのブドウ膜が
炎症をおこしてなる病気。
座敷の奥の掛け軸の裏側から静かに発火して、
いつしか煙が充満して・・・ という感じ
両目共、網膜はく離 ・・・ 私の場合、視野欠損
視力の低下、まっ白闇の世界になった。
治療法は確立されており、手術などはなく、
数日の点滴と、大量のステロイド服用で
視力は三ヶ月で戻った。・・・ けれど ・・・
ステロイドがゼロになるまでには、７ ヶ月・・・
色々な強い副作用も経験した。
白内障が早まったのも、その影響がある。
今回は、いわば一番外側の透明な窓ガラスが
濁ってすりガラスのようになって、
景色が見にくくなったから、新しい透明ガラスに
取り替える。というようなもの
原田病に比べれば、簡単なこと
でも、手術は手術 ・・・ちょっと緊張したァ・・・
麻酔の目薬、手術室、強い光 ・・・ 始めます！
ハイ！終わりました。小さなガーゼ、金属の眼帯
大きなガーゼで・・・ あの
みこ みたいになった。
今は、昼間は取れた。夜だけ眼帯。
目薬、飲み薬多し。顔は二週間洗えない。
お風呂もNG ・・・シャワーだけ。 日にち薬。
ま、１０日ほどすれば、車にも乗れるし・・・
水晶体は、本来柔らかく、ズーム自在
見たいものに焦点を合わせてくれる
有難～いレンズのようなもの。
強い光を見続けたり、動かさないでいたり、加齢や
疲れがたまったりすると、硬くなり、濁ってしまう。
単焦点レンズに変えた場合、メガネが必要となる。
私の場合は、片目だけの手術で、
両目共１. 2 に戻ったので
今の所、メガネは必要なさそう。でも、
まぶしいときは、サングラスをしようと思う。
目は、心の窓 ・・・ 情報源の８５％は目から ・・・
目が見えにくいと、テンションも下がり
行動も制限される。 どうぞ、大事にしてください！
三年前と、今回と、なんとか助けてもらえたので
私も大事にします。景色や、花の色、絵画や、写真
パソコン画面も ・・・ テレビも ・・・ 人の顔も ・・
本も ・・・ お料理も・・・ 視力、あってこそ ・・・
大事にしていこうと思う。
両目で見られるようになって本当に嬉しい！
ひとり旅の時は、実は、右目が少しぼやけていた。
また見える両目で、旅したいな ・・・
保山さんの美しい映像の数々も、
今は、両目で見られて嬉しい
人の体は、全身、たっくさんの
細胞や器官のネットワークで出来ている。
毛細血管一本つまっても、その先は動かなくなる。
もとは、赤ちゃんの時のように、全部新品。
でも加齢や、使い方、ケアの仕方、生活の仕方で
長持ちするかどうかは、変わる。
目、耳、鼻、口、歯、皮膚、骨、神経、脳 ・・・
ひとつひとつの臓器 ・・・ 血液 ・・・ ずっとずっと
本当にお世話になって ・・・ ありがとう！
酷使しないよう気を付けますので、これからも
どうぞよろしくお願いします ｍ （ ^ : ^ ) ｍ